よい!

★★★

内藤陳せんせいが絶賛しているハードボイルドの傑作。(氏が新宿ゴールデン街でやっているバーの店名にもなっている)翻訳ものの常で、人物や描写には少しとっつきにくさはあるものの、男なら誰でも憧れるカッコいい世界(銃や車といったモノへのこだわりなど・・・)を描いていて読後感も良いです。和物のハードボイルドは、読んでいると何となく気恥ずかしさを感じますが、これはいいです。
続いてライアルの別作品を読んでみようと思い本屋を探しましたが、古い作家のため本書以外は在庫が無く、同じくハードボイルドの巨匠、チャンドラーを読むことにしました。今「さらば愛しき人よ」を読んでま〜す。