読書記録

07年 1〜4冊め

私は基本、ビジネス書や実用書は読まない。 経営学や経済学の本は、もう10年も前の留学準備のときに一通り読んだが、読むと疲れてしまう。 心が安らぐ小説やノンフィクションばかり読む。 昨年はここ数年で最も本を読まなかった。 今年は心を入替て1週間に1…

剣豪小説

このブログは本来「読書記録」がメインコンテンツなのだが、このところすっかりサボってしまっていた。(本自体はコンスタントに読んでいる) この本を読む前には久しぶりに(何十回めかで)新撰組血風録を読んでいたので、すっかり剣豪的気分が高まってしま…

いま、バイク選びに夢中!

誰にも子供の頃出会って、大人になってからも折に触れて読み返している本というのがあるもの?、かと思う。私の場合は小説なんかもあるけれど、一番読んでいるのはこの本かも知れない。 堀ひろこ著 『いま、バイク選びに夢中!』 二見書房刊(81年2月)↓のサ…

ページ単価5円くらい

職場の大部長おすすめの本を買って読み始めてみた。『イノベーションのジレンマ』で有名なHBSクリステンセン教授の最新作。この手の本の例に漏れず少し高い(2400円+tax)けど、500ページくらいある大部なのでページ単価は5円くらい。かな〜り読み応えア…

週末に読破

このクリスマス絡みの3連休で読破。東京に帰る時に立ち寄った書店でたまたま見つけて購入。1〜3を読んでからもうかれこれ1年経っているので、世界観を忘れかけてたが、やはり瑞々しくて心地よい文章だ。単行本は6まで出ているらしいので、やはり買うか…

サクサク読める

話題作が文庫になったので、さっそく読んでみることにした。あっという間に半分くらい読めてしまった。著者は『妊娠カレンダー』で芥川賞を受賞した人で、この『博士・・』も単行本が出た時は各方面で絶賛されていたのを記憶しているが、、半分読んだだけで…

萌え〜

新書の新刊。『萌え』についてさまざまな角度から考察が加えられていて、『萌えない男』である私には興味深い世界だった。こういう人(恋愛ニート)はこれからどんどん増えていくんだろうなぁ。身の回りを見ても、、チラホラ居るし。

これはどうなのか・・

何故かこの前のゴルフコンペの商品としてもらった本。 刊行直後、話題となっていた頃にも読んでいたが、その時も、今回再読しても、、さしたる感想は無し。。著者は平成8年入社の元富士通人事部社員だが、内部から見た、ってのに意味はあるんだろうけど、ノ…

10回めくらい・・

またまた藤沢せんせいの『三屋清左衛門残日録』を読んでいる。この直前は『燃えよ剣』を読んでいた。やはり心が落ち着くのだ。

働きマン

モーニング誌に月1くらいで連載中のこの漫画、安野モヨ子さん(エヴァンゲリオンの庵野監督の奥さん)の作品で結構好きなタイプ。もともとは少女漫画を描いてた人?だが、青年誌でも十分鑑賞に堪えうるクオリティで、ずっ〜と続いて欲しい作品である。最近…

あっという間に

読めてしまう手軽な本。今年のベストセラーの1冊だと思うが、恥ずかしながらタイトルは耳にするものの、どんな内容の本か全然知らなかった。著者は非常に若い公認会計士の方で、会計学(アカウンティング)の入門書だった。。すぐ読めて、カシコくなった気…

順調にReReRe読破

何10回めかの剣客商売も、はや第10巻『春の嵐』。既にストーリーも全て記憶しているのに、それでも読んでしまう。なんとも不思議な小説。。

何度読んでも、良い。

★★★★★この前家に帰った時に、何度も読んだ池波正太郎の本を何冊かもって帰ってきた。『仕掛人・藤枝梅安』シリーズと、『剣客商売』シリーズ。特に剣客商売は、二男の名前に『大治郎』をいただいたほど好きな作品。 読者に考えさせない、純粋なエンタテイメ…

古典になってしまった・・

★話題になった本でも、タイミングが悪くて読まないまま、というのはよくあること。文芸書はともかく、ビジネス書はあんまり好きじゃないので、ほとんど読まないが、10年ほど前に話題になったこの本が、たまたま書店で目についたので買ってみた。 上司の心…

メカ・アフロくん

★★★世界には自分と似た人が3人いると、子供の頃にテレビで見たような気がするが、ほんとうはもっとたくさんいるような気がする。 自分はわりと○○さんが△△に似ている、というのをすぐに発見してしまうほうだが、自分も年を取ってきて、周囲におっさん達があ…

多面的なモノの見方

★★★日記をupするのは遅くなってしまったけれど、年度末に人間ドックを受検して時間がたくさんあったので、すぐに読了してしまった。 『噂の眞相』は既に休刊してしまったが、なんとなくグロっぽい感じで敬遠してしまっていて、残念なことに一度も手に取っ…

バッテリーII、III

★★★すぐに読んでしまった。単行本は6巻まで出てるのだけれど、文庫は3巻までしか出ていないらしい。はやく続きが読みたい。単行本買うか・・。

バッテリー

★★★書店に平積みされているので読んでみた。文庫は3巻まで出ているらしいが、既に1巻を読み終わり、2巻めに突入。 オビによれば、児童文学でありながら、本の雑誌で「文庫第1位」に選ばれたとのこと。 確かに、瑞々しい文章で、久しぶりに心洗われるよう…

青春小説

★★『第14回小説すばる新人賞受賞作。青春小説の傑作』という帯の文句に惹かれて読んでみた。非常にライトな文章で、あっという間に読めてしまい、ちょっと誤算。。 タイトルのとおり競馬界を舞台とした物語。今日付け(2月20日)だったかの読売新聞の書…

東電OL事件、その後・・

★★同じ著者の『東電OL殺人事件』の続き。1審で無罪判決を得ながら、その後も勾留され続け、東京高裁での2審で無期懲役となってしまったネパール人被告の周辺を丹念に描く。 前作の読者との交流や、高裁で勾留決定に係わった判事の起こした未成年者買春事件…

剣術小説

★★珍しく津本陽さんの本を読んでみた。ちょっとかわった剣術短編小説集。 この作品集を読むまで知らなかったけれど、津本陽さんは自身も相当剣道のウデが高く、剣技の描写はさすが、と思わせるものがある。その分情緒的な味わいにはちょっと欠けるかも。やは…

10点!

★★★★★★★★★★最近あまり時間が取れなかったので、昨日ようやく読了。 これまで読んだ桐野作品の中ではピカ1で良かったー。 他の桐野作品では女性が主人公であることが多いけれど、この作品の主人公は村野善三(村善)。やはりハードボイルドはオトコに似合う…

柔らかな頬、読了

★★★★★良かった。今年読んだ本の中で一番お腹に効いたように思う。特に後半(下巻)、さまざまな白日夢でストーリを提示されて、才能のほどを思い知らされた感じ。結局幼児失踪(誘拐?)事件は解決されず、フツウのミステリーのように謎解きは提供されないが…

ファイアボール

★★★「ファイアボール・ブルース」の後日談短編集。物語の世界が固まっているためか、テンポよく読める。狂言回し役の近田による「あとがき」が、少ししんみりする。この世界の話、村野ミロものもそうだけど、もう少し読んでみたい。もっと続きを!

つやつや

★★★そういえばいつもいく近所のカレー屋さんで、久しぶりに吉田戦車のマンガを読んだ。「学活!! つやつや担任」。 「伝染るんです」や「ちくちくウニウニ」、「ぷりぷり県」も面白いけど、わけわかんなさでは、やはりこれが一番。ときどきツボにはまって苦…

女にも荒ぶる魂がある

★★★これはミステリーではあるけれど、軽くて明るい話で、かつちょっとしたカタルシスもあり、読んで安心、みたいな元気の出る本だった。かなり良い。 女子プロレス界を舞台にしたフィクションだけれど、主人公「火渡抄子」は、著者自身が「あとがき」で書い…

薔薇庭

★★★村野ミロのサイドストーリー集。「ローズガーデン」「漂う魂」「独りにしないで」「愛のトンネル」の4編。このところずっと桐野夏生さんの著作を読んでいるが、硬質な文体が心地よい。「グロテスク」や「OUT」といった長編も良いが、なんだか短編の方…

村野ミロ2

★★★那覇への往復便で読みきった。さすがは江戸川乱歩賞受賞作。ストーリーもプロットもすばらしく、久しぶりにミステリーを堪能した。こりゃーTVで是非ドラマ化して欲しい。以前の映画のように、イメージにあわない女優でなく、若くてきれいな人にやって欲…

村野ミロ

★★★日曜の空の便が大幅に乱れたので、予定を変更して新幹線で帰阪した。結局18時のJAL便は欠航になってしまったので、大正解。。で、3時間近い車内の中で残りを読みきって帰ってきた。 桐野氏の作品は、、これまで「グロテスク」「OUT」と読んでき…

軽い文章

★電車で移動するときに軽く読めるものを、ということで購入。思ったとおり、軽〜い本ですぐ読み終わってしまった。67年生まれの私には、リアルタイムには知らない政治家もたくさんいて、面白いエピソードもあったけど、、あんまり深みはないなー。 同じ著…