女にも荒ぶる魂がある

★★★

これはミステリーではあるけれど、軽くて明るい話で、かつちょっとしたカタルシスもあり、読んで安心、みたいな元気の出る本だった。かなり良い。
女子プロレス界を舞台にしたフィクションだけれど、主人公「火渡抄子」は、著者自身が「あとがき」で書いているように、神取忍(最近見ないな・・)をモデルにしてる。「あとがき」を読むまでもなくすぐわかるけれど。
「あとがき」の冒頭、、

女にも荒ぶる魂がある。まず、そのことをわかっていただきたい。

とある。なんとなくわかる、ような気がする。神取忍が頭に浮かぶ。。
この文庫本の解説は、なんと鷺沢萌氏。今年自殺してしまったなー。著作は読んだことないが、なんとなく文字面=自殺、という図式を覚えていて、ちょっとドキっとした。
次に読む予定 → 「ファイアボール・ブルース2」。既に購入済み。挟み込んである新刊案内の紙片が(2001年8月の新刊紹介)だったんで、ちょっとギョっとした。いったいいつから売れてない本なのか・・?奥付を見ると「2001年8月10日 第1刷」とある。苦笑。。