超古典

★★

トリックというかアリバイ崩しはさすがに良く練れていて面白いものの、文体とかしっくりこないなー。古すぎるか。犯人が福岡で犯行を犯しながら、北海道に存在している「アリバイ」を崩すのに苦労するんだけど、やはり時代がすごいというか、航空機で福岡→北海道に移動する、というのになかなか気づかなかったり、今はなき「青函連絡船」の乗船名簿がキーになったり。今の若い人が読んでもピンとこないのでは?
今、書店ではドラマの影響で「白い巨塔」「砂の器」がすごく売れているようです。松本清張作品も多くが平積みになっていたので、次に読むのは「ゼロの焦点」に決定。